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ようこそ “海ごみから革新的な社会を考える会”

2024年11月24日
海ごみから革新的な社会を考える会 代表
小木曽 順務

 「やまとは国のまほろば たたなづく青垣あをかき 山籠やまごもれる やまとうるはし」と唱われてきた日本で、小学生が「SDGS・海の豊かさを守ろう」を学んでいる。50年前は外航商船士官であり、2005年には自ら食器中の AL2O3(セラミックス材)の資源回収に立ち上がり、2013年には広域認定に登録、この体験から「なぜ、回収費を捻出する海の静脈物流システムづくりができないのか?」と全国の港湾の整備状況を視察し、海ごみを再生原料化する可能性調査を行ってきました。
 2010年には運輸政策論文「循環型社会の形成に向けた静脈物流システムの構築」が発表され、2018年には「日本における静脈物流研究の課題」が提示され、今では経済安全保障を支える重要鉱物(12 品目)の確保も法整備されたことで、今日生まれる再生技術を活かし全国 22 港のリサイクルポートにこれらの廃棄物と海ごみを陸揚げすることで全てが再生原料化できる。
 幸いに、愛知県は脱炭素モデルプロジェクト政策を発表、中部経済連合会も今9月「目標達成に向けて支援していく仕組みづくりを検討する」と発表、この愛知県推進会議には3経済団体(名古屋商工会議所・中部経済連合会・中部経済同友会)と17行政(国交省・経産省・環境省・名古屋港管理組合、四日市港管理組合他12)が参加、愛知県知事が会長を務める中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議も締結され(中部20社が参加)、また中部経済連合会と中部経済産業局が連携し「協業先の探索」を目的にプラットフォームも立ち上がり、水素自動車の運行を試みる名古屋市交通局や中部大手企業で協業し水素化事業を推進する。この中部圏で事業主体を決め、愛知県のアイデア募集に応募すれば、各種産業界の再生原料化と供給可能なサプライチェーンづくり可能性調査(FS 調査)を行うことで解決の道が拓きます。

▶『第五次循環型社会形成推進基本計画(案)環境省 2024年4月22日
▶『循環型社会の形成にむけた静脈物流システムの構築運輸総合研究所 2010年3月4日
▶『静脈物流に関する研究の動向と課題運輸総合研究所 2009年秋
▶『海洋プラ削減で国際枠組み 企業や消費者、変革迫られる』日本経済新聞社 2022年3月4日

 次世代を担う高校生と大学生にも「考える会」に参加頂き、全国の産官学に関わる有識者と語らってください。この静脈政策論文を基に、異業種の連携で回収費を捻出する静脈物流システムを創り上げることが、結果、他の産業界に伝播し新たな革新的な社会モデルを産む基礎となります。この考え方が設立主旨であり、研究会を「海ごみから革新的な社会を考える会」(Party of Ocean Green Innovative SOciety)と称しています。

動向POINT

 

(小木曽代表 執筆分)

日 付レポート/論文名
2024/12/16『リサイクル技術の揃った日本、後はプラットフォームを創るだけ』
2024/11/24『完全循環の仕組みを創れば海ごみ問題は解決する』
環境省「脱炭素経営フォーラム」(株)おぎそ公演動画(YouTube 2023.03.06)
2024/08/02『令和6年8月2日 プラント視察の報告』
2024/06/21『日本の英知の結集を ── 提言:海洋ごみの燃料化・財源化構想』ロータリーの友 令和元年5月号
2024/06/14『動き始めたリサイクルの輪づくり』
2024/02/05『能登復興・産地支援事業構想』
2024/01/30『おぎその脱炭素事業』
2024/01/16プレス発表『【札幌パークホテル】「リペア皿」として1,000枚を再生』
2024/01/10『2019年ロータリーの友5月号掲載原稿』
2023/10/10『海ごみ改善の原点となったRe-高強度磁器OGISO物語(平成19年版)』
2023/08/28『兆しが表面化、この対処ができない日本』
2023/07/04『学校で回収したPETボトルを食器に活かす SDGSに貢献』株式会社おぎそ
2023/05/19『内航船舶のホーサーの再生エネルギー化が海ごみ解決の道』(ホーサーが陸揚げできない・法改正が必要である)
2023/03/06『脱炭素モデル事業』株式会社おぎそ事業紹介資料
2023/01/30『ホーサー素材と資源化』
2022/12/21港湾関係者各位『港湾を活かした道づくり』
2022/12/12NIKKEI脱炭素アワード2022『海ごみ問題を解決する道づくり』詳細Word版
『海ごみ問題を解決する道づくり』プレゼンPowerPoint版
2022/09/25『海事業界の課題を解決するには新法が必要』
2022/09/21『法改正が産業育成と海洋環境教育に貢献』
2022/09/17『報告書から見えた法整備の必要性』
2022/07/20『再生ロープづくりがコスト削減と海洋改善に貢献する』
2022/04/01学生各位 海の静脈システムづくりに参加してください
2021/08/26リサイクル原糸も同等(化学繊維会社との会議)
2020/12/18廃プラスチックのケミカルリサイクルに対する化学産業のあるべき姿 日本化学工業協会
2020/03/17海ごみの現状と船舶への影響 日本海難防止協会
2019/09/09『ホーサーリサイクル事業化可能性調査企画書』
2011/05/25日本海難防止協会「特集海ごみと船舶航行」

 

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